前回Kindle Paperwhiteを予約して一応の決着がついたかに見せたタブレット端末の乱(タブレット端末の変でもいいです)ですが、最後の方で
「電子書籍リーダーはKindleで決まりだけど、タブレットは何にしようかな?」みたいな事をいけしゃあしゃあと吐かしている輩がおりまして。
はい、紛れもなくボクなんですけど。
【旧】煩悩の赴くままに: 398:Kindleちゃんのドーンと買ってみよーっ!の巻
タブレット端末には電子書籍リーダーとしての役割が最適だと思うからKindleにしたんじゃなかったのかよ。
飲み代をセコセコと節約しつつ小金を貯め、それでも年に一回買えるか買えないかの高額なガジェットに手を出しつつ、ほぼ無料で済ましているブログ執筆という趣味でほぼ満たされているチンケな輩でございます。
なので、とある錯覚に陥っていたことに、いまようやく気づき、「なんたる事だ、まさにこれぞ一生の不覚っ!」と思ってる次第でして......。
全くワケがわからないですね、これじゃ。
仕方ありません。こうなったら恥の上塗りになろうが、全てを正直に曝け出させてしただきましょう。
iPhone5をスルーしてまでiPad miniの発売を心待ちにしていたボクは、iPad miniに対して過大とも言える期待を勝手に寄せておりました。
Appleの発表よりもかなり前から流れてくる事前リーク情報に耳を傾けつつも、その一部に対しては疑心暗鬼になっておりました。
いかんせん一部のスペックが低すぎる、と。
強いて挙げれば、
- CPUがA6ではなくA5Xであるとか
- メモリーが1GBではなくその半分であるとか
- ディスプレーがRetinaじゃないとか
きっと、これらは間違った情報に違いない。他社が先行する7インチ系タブレット端末市場に、他社よりも劣るスペックの端末で対抗できる筈もなかろうと、そう思っていました。
折りしも、その先行組であるGoogle Nexus7が、そのままでも高スペックであるというのに、ほぼ唯一の弱点とも言えるストレージを増量しても価格据え置きのままという離れ業を仕掛けようとしている、そんな噂が流れてきておりました。
こういった製品仕様に比べて価格を抑えるような戦略を取るはずがないAppleに対して、「きっと何らかの対抗手段を講じるはずだ」と、盲目的になったボクは更なる期待を勝手に膨らませ、iPad miniの発表当日を迎える事になりました。
結果はもちろん、皆さんご存知の通り、事前リーク情報となんら代わり映えのしない低スペックな内容そのものでした。
これにはさすがのボクも大きく落胆しました。
あれだけ楽しみにしていたiPad miniでしたから、きっと少なくとも「新しいiPad(第三世代)」と同等のものをAppleも準備しているだろうと勝手に期待していたので、その落ち込みようと言ったらハンパないものだったのです。
そこからです。トチ狂ったような行動に出始めたのは......。
そもそも、iPhone5をスルーしてまでiPad miniを手にしたいと思った動機はなんだったのか。その初心を忘れていたから、変な行動に出るハメになったと言っても過言ではありません。
それよりも以前、iPad miniが出るかもしれないという噂が流れ始めた時期から、既に大きな勘違いをしていたのでしょう。
だから、iPad miniよりもNexus7がいいとか、Kindle Fire HDも捨てがたいだとか、テキトーな事を言えたんだと思います。
だが、果たして、Nexus7や他のタブレット端末でも、ボクの心の空白は埋められるのでしょうか?
結論としては、ボクにはまだタブレット端末はいらないということになりました。
量販店でわずかに残っているNexus7を触ってきたから言えることですし、秋葉原でiPad miniのモックも手に取ってきたから言えることだとも思います。また、電子書籍リーダーとしてKindle Paperwhiteを既に予約しているからそう思うんだってことでもあるでしょう。
なんせ、ボク自身が実際にタブレット端末(Nexus7)を触ってみて、これを電子書籍リーダー以外にどういう風に使うのかが全く思い浮かばないのです。
想像力の欠如かもしれません。おじさんですし。
でも、移動中に何かをするんであっても、ほとんどiPhone一つで事足りてしまうんです。
頭の堅い人間になったつもりはないのですが、やはり通勤時やカフェなどで何かする際に、タブレットでなければいけない理由=iPhoneなどのスマートフォンではダメな理由がなかなか見つからないのですよ、これが。
恐らく、iPad miniのスペックが思っていたよりも低いという結果も影響しているものと思われます。誰が何て言おうとも、自分の使うガジェットのスペックが高いに越したことはありません。スペックが高くて値段が高くても買っていたでしょうし、スペックが低くて値段が安いなら、少しの間躊躇するものの同じく買っていたことでしょう。
今回、ボクに取って幸いだったのは、スペックが低くて他のタブレットに比べると高いという価格設定だったということ。
他の競合製品がなかったりしたら、すぐにでも飛びついていたことでしょう。初代iPadを購入した時のように。
だが、これまた幸いにも、他の安価でiPad miniよりも仕様上のスペックは高く見える競合製品があったおかげで飛びつくこともありませんでした。
そこで冷静になって考えた挙句、最初に購入したのが、Kindle Paperwhiteという、まさに電子書籍リーダーに特化したといっていいタブレット端末になるわけです。
本来であれば、この時点で所期の目的は達成されていてしかるべき、その次に他のタブレット端末を物色したり新製品の発表を心待ちにしたりなんかしちゃ行けなかったんです。
なぜなら、先に述べたように、ボクにとっては電子書籍リーダー以外の用途に使うタブレット端末は最初から必要なかったからなんです。
ということで、最終的な結論はこうなります。
- 用途が決まるまでタブレット系はシャットアウト
用途が決まるはずもなかろうとは思いますが、一先ず自宅の初代iPadを買い替える方が優先となりますので、7インチ系統のタブレットの話はご法度とさせていただきます。
恐らく折を見て、新しかったiPad(第三世代)の整備品辺りに手を出すことでしょう。あくまでも初代iPadの代替として。外に持ち出すことはせず、家の中でゴロゴロしながら使う用途に、です。
- まずはiPhone5を手に入れることを最優先にしよう
こちらも、友人のものを触らせてもらったり、店頭で弄りまくったりした感想込みなんですが、やっぱり新しく発売されているiPhone5はiPhone4Sとは全くの別物ですね。iOSが違うとかそういうことじゃなくて、ハードとしての基本的な性能が違うっていうか、やはりモノが違うってこと。やはり同じUIでスペックが高いってのは素晴らしいことだなぁと実感しました。
- Android搭載Walkmanはあくまでも音楽専用機として使用する
これまた先日から欲しい欲しいと唸っている新型Walkmanですが、実は先日、この待望の最新Walkmanを購入してしまいました。Android4.0を搭載しているNW-F800シリーズですね。グフフ。
もちろん「音楽を聴くため」に購入したのですが、Androidにも興味があって、あえてこの製品にしてみました。
音楽専用機としてはWalkman最上位に位置する機種ですから文句のつけようがないくらいイイ音なんです。しかも既存の音楽ファイルATRACの資産を十二分に活用できる。これは十分満足できるものでした。
ただ、そのUIというかAndroid OSの使い勝手が、残念ながらボクにはあまり馴染めないものでした。
もちろんiPhoneを3年以上使っているからというのが大きな理由の一つなんでしょうが、ハードのせいなのかOSのせいなのかは判りませんが、ちょっとした操作をするたびに何かしらひっかかりのようなものを感じてしまうのです。
きっとiPhoneからAndroidケータイに乗り換えても同じ違和感を覚えるでしょうし、Androidのタブレット端末を購入したとしても同じような感想を持ったと思います。これが、直接的ではないもののGoogle Nexus7の購入検討を中断したもう一つの理由にはなっているのかも知れません。
自分の間違いに気づくキッカケとなったということで、購入したこと自体は全く後悔してません。むしろ音のイイ環境を新たに手に入れてワクワクしているくらいです。
このAndroid搭載Walkmanは、当面は音が最高にイイけど操作系統がめんどくさい音楽専用機として使い続けることにします。Androidに触れる機会が出来ましたので、ちょくちょくGoogle Play辺りにも顔を出して、無料アプリを中心にいいもんがないか探ってみようとは思いますが、積極的にはしないでしょうね。
- 予約したKindle Paperwhiteは電子書籍読書専用機
前回購入予約したKindle Paperwhiteはキャンセルなどせずにそのままにしてあります。安いってのもありますが、やはり持ち歩ける電子書籍リーダーはひとつくらいは欲しいので。電子書籍を読むのは、見開きでさえなければ、iPhone4Sでも十分であることは自分の目で確認しています。
が、Twitterやらなんやらと誘惑が多いのがiPhoneの難点なので、読書に集中できる環境として使い倒したいと思います。7インチのタブレットはこれで十分かと。
本業のサラリーマンと並行してできる趣味なんて、たかが知れてますからね。ブログ書くこと、ブログのネタにはiPhoneやiPadなどのApple製品とその周辺を中心にするというスタンスはこれまで通りにしておきたいかと。
それにしても、まずはiPhone5をどうやって手に入れるか?が最大の課題となります。
SoftBankかauのお店に行けばいいとかそういう話ではないですよ、念のため。
残債のあるiPhone4Sの処分と10年以上使い続けてるdocomoのガラケーとの組み合わせで、何とかより良い環境に身をおくことは出来ないだろうか?を今年最後で最大のテーマとして、あれこれ検討したいと思います。
ってなことで、あれやこれやと迷走したけど、スタートから間違っていたというお話でした。
今回はここまでっ!
(おわり)