【当ブログの説明】

こちらは、かつてPosterousというミニブログサービス上で運営されていた「ほぼ日刊ひろさの」及び「煩悩の赴くままに」というコンテンツを再生することだけを目的に開設されたブログになります。
全部で400近いエピソードが収録されておりますが、2011年3月から2012年10月までに書かれたエントリーですので、かなり古い情報も含まれておりますことをご了承願います。

2011年4月2日土曜日

030:男のコダワリの巻〜ジーンズ編#2

齡(よわい)40になっても休日は基本的にはLevi'sのジーンズよ。

今日も実は土曜日で休日出勤だったんだけど、いくら会社に出勤するって言っても休日のドレスコードはないってボクの中で決定してるから、ジーンズにパーカーっていうスタイルで働いてた。

40代になったボクの目下のお気に入りは、今では製造中止になってしまった512504517なのさ。

それぞれ製造中止になる前に何本か買い溜めしてあるから、しばらくはジーンズに困ることはないかな。数年前に家族でグアムへ旅行に行ったときも、マイクロネシアモールかプレミアムアウトレットにあったLevi'sショップで、日本ではもう売ってなかった512見つけて買ってきたんだ。レングスが長くて困るんだけどね。


512ってモデルは503よりも多少ゆったりしてるストレート。裾は長めの34インチがいい。少し股上が深いから今どきのスタイルではないんだけど、ボクの腰回りにはピッタリフィットするモデル。太ももの渡りがあるから、履いて歩いても突っ張ることもなくて楽なんだよね。日本人の体型向きにでも作られたモデルなんかな?とってもいい感じ。

これは主にお出かけ用にしてる。小綺麗に見えるし、ちゃんとした靴を履いた時の長さがちょうどいい感じになるから。

靴を脱いで家に上がると途端に裾を引きずっちゃうからってのもあるんだけどね(笑)。

それよりも太くて緩いのが504。これが今の普段履きの定番になってる。糸と後ろの皮パッチがオレンジ色の特殊なオレンジパッケージ仕様が家に3本ほどあるんかな。

同じウエストサイズでも512や503より腰回りもヒップも余裕があって、普通に履いててもフロントポケットにも多少は物が入れられる。携帯電話一個くらいは入るけど、タバコ入れるとしゃがんだ時に潰れちゃうかな。

太もも周りも太くて、膝が出なくていいんだよね。ダラッと履くにはもってこい。休日のお散歩なんかにもちょうどいいね。窮屈じゃないってところがポイントかな。

やっぱり裾は長めになっていて、基本はロールアップして可愛らしさを小粋に演出!するんす。いや、サンダル履いた時にズラないようにしてるだけっす。

それよりも更に太い517とかになると、さま〜ずの三村や大竹みたいになっちゃう。

だけど、楽でいいんだよね。前のポッケにも余裕で携帯電話とかタバコ入れられるし。

こいつはセールで残ってた一本しか持ってないから、大事に大事に履いてんのよ。滅多に履かないな。夏場は空気が通るから太いジーンズの方が楽なんだよね。

あとは、永遠の定番の503ね。これは今でも現役です。

糸の色が違うだけのオレンジパッケージとかホワイトモデルとかもあるな。だいぶ履き込んでるから色落ちしちゃってみすぼらしいのもある。503はブラックジーンズも買ったな。

あと夏場のハーフパンツもLevi'sの503が基本ね。値段が長いジーンズの半額くらいで買えるから、これも3本くらい持ってるかな。

カチッと履く必要ないから、ウエストを数サイズ上げた33〜34インチにしてダラッとした感じで履くの。ウエストだけキュッと絞ってね。

特に夏場は上着を着ないから、ジーンズのポッケに物を入れるためにウエストはワンサイズ大きめのものを選ぶのがポイントなのさ。


メーカー以外にもくだらないコダワリはいろいろあるのよ。

  • 色は基本的にオリジナル

  • 濃紺のプレーンなやつね、これしか買わない。買った当初は濃い紺色なんで、どこのお坊ちゃんがジーンズ履いてんだ?みたいな感じになっちゃうんだけど、どうせ履いてたらだんだん色落ちすんだし、実は一番値段が安いしね。

    クラッシュ加工してあると最初から適度に色落ちしてて、シワみたいな筋も入って、履き古したみたいでお手軽なんだけどさ。長く履こうとするとすぐヘタっちゃうってのもあって、せいぜいワンウォッシュ程度までのものを買うことにしてる。もうオシャレしてモテようとする必要もないから、格好いい色落ちなんか追求しなくていいのよ。

  • なるべく洗わない。

  • すごく色落ちしちゃうから。洗った直後のバリバリとした硬さがキライだからってのもあるかな。人気の501は防縮加工してないから縮んじゃうんで絶対に洗っちゃダメって言われてるけど、例え防縮加工してあっても、可能な限り洗わない。

    それでも汚くないらしいのよ。

    最近、洗ったジーンズと一定期間洗わなかったジーンズとで、バクテリアの量はそれほど変わらなかったって発表されてたからね。

    15ヶ月間ジーンズを洗わなくても細菌レベルは「正常」 - Ameba News [アメーバニュース]
    ほらね。気にしなきゃいいのよ。

    カミさんに「洗え!」ってうるさく言われてるけど、毎日履く訳じゃないし、大丈夫よ、たぶん......。

  • 裾上げは絶対にしない。

  • だって、裾の糸も含めてLevi'sだからね。

    裾切った後に店のミシンでちゃんと加工してくれんのかも知れないけど、店で加工した時点で糸がもうLevi'sじゃないじゃない。そりゃ糸の色味はおんなじように見えるんだろうけどさ。たぶん裾上げしちゃったヤツはもはやLevi'sじゃなくなってるんだよ、きっと。

    裾が多少長くてもブーツ履けばだいじょうぶなのよ。夏場サンダル履いてると裾ずっちゃうって時は、ロールアップすりゃいいんだし。

    さっきも書いたけど、レングスが34インチならば、靴履けば大丈夫。例えスニーカーでもズルことはないよ、たぶん。

    最近はウエストだけじゃなくてレングスも数種類バリエーションがあるから裾切らなくても履けるようになっていいよね。楽でいいや。


    そんなにジーンズが、Levi'sがとってもとっても大好きなのに、哀しいかなサラリーマンは平日履けないんだよね。

    ビジネスカジュアルとかクールビズなんてぇのもあるけど、基本的にジーンズは履いちゃいけないっていう雰囲気があるっていうか、基本的にはダメなんでしょ?

    もったいないよね……。ジーンズはとっても素敵なのにさ。

    だって、ボクのようなサラリーマンでも所詮は労働者、労働者にジーンズはピッタリじゃない。

    だからってワケじゃないけど、ささやかな抵抗として、今日みたいな休日に出勤するときにゃジーンズ履いちゃってるけどね。

    別にカチッとした格好してりゃ、それだけで仕事できるってわけでもないからさ。着てる服が仕事するわけじゃないんだから、ジーンズくらい平日にも履かせてくれってーの!

    ......って、無理か。

    前回と今回のエントリーなんだけど、意識して「ジーンズ」って書き方にしてたんだけど、なぜ「Jeans」のことを「Gパン」って言うんだろうね?

    「Gパン」の「G」はなんのGなんだ? 「Gパン」だと「......何じゃこりゃ〜!」ってな刑事みたいな感じになっちゃうかな。こいつはちと古いか。

    んじゃ、そんな疑問を残しつつ、今日はここまで。

    ありがとやんしたー!

    ホントは休日は休刊日なはずなので、次回は月曜日にでも!

    (おわり)

    2011年4月1日金曜日

    029:男のコダワリの巻〜ジーンズ編#1

    いきなりだけど、「Jeansと言えばLevi's」っていうCMがあったじゃない?

    だからって訳じゃないんだけど、いつもジーンズはLevi'sって決めているのよ。

    高校の時の同級生の言っていた何の裏付けもない単なる噂話を聞いた、そん時からもう「Levi'sじゃなきゃジーンズじゃないっ!」って思い込んじゃっててね。

    CMのサブリミナル効果っていうか、思い込み激しすぎてウソでも真実に思えてきちゃうっていうか、それが慣習になっちゃったっていうか。


    ジーンズのメジャーなブランドと言えば、EDWINLevi'sが二大ブランドになるのかな。まぁ、WranglerLeeとかもあるけど、ブランドとしては残っていていも資本としては吸収されちゃったりしてるから微妙だね。いまじゃエビスとかフェローズとかもあるこたぁあるけど、ここは一つ25年前の高校生の時の話から始まるから、最近のブランドはなしってことで許しておくんなまし。

    EDWINってのは、日本で初めてジーンズ製造始めた会社なのね。

    Wiki見て初めて知ったくらいだから偉そうなこと言えないんだけど。さっきのEDWINってのをクリックするとWikiに飛ぶから見てみ?

    このWikiにも書いてあったけど、その同級生も「EDWIN」っていう社名だかブランド名の由来は2つあるって言ってた。

    • 「DENIM」のスペルを組み替えたって噂

    • 「DENIM」のMを逆さまにしてWにして順番を入れ替えれば、確かに「EDWIN」になる。信憑性あんのかな?って勝手に思ってたんだけど、どうやらホントみたいね。

    • ジーンズの発祥地アメリカ本国に負けない!

    • アメリカなんかに負けてられっか!ってことで、「江戸」が「WIN(勝つ)」って思いと願いを込めて「江戸WIN」が「EDWIN」になったっていう話し。
      いったいいつの時代に出来たメーカーなんだ?ってお嘆きの貴兄もいると思うんだけど、その時は「なるほどねぇ〜」なんて思っちゃったんだよね。どうやらこれもホントらしい。

    で、その同級生が言うには、ジーンズはアメリカで生まれたんだから、日本のメーカーが作ったジーンズは所詮猿真似で、本物のジーンズじゃないんだと。「う〜ん確かにそうだよなぁ〜」なんて影響されちゃうわけですよ。

    幼い頃(高校生だけど)に刷り込まれたもんだから、もう本能的に「ジーンズ」といえば「Levi's」になっちまいやした。


    小学生までは長ズボンなんて履かない子供だった。

    今と違って股ギリギリまで裾がない半ズボンで一年間を過ごすの。冬でも半ズボン。それもデニム素材だったんだけど、とてもメーカーなんて判るようなちゃんとした半ズボンじゃなかった気がする。

    本格的に裾の長いジーンズを履くようになんのは、中学生の頃からだった。

    最初に親に買ってもらったジーンズは、確かLeeだった。安売りの店で売れ残ったヤツ。

    その時はジーンズのメーカーなんて全く気にしてなかったし、親が買ってくれた物を着たり履いたりするもんだと思ってたから、文句も言わずに。

    それが高校生になって、さっきのような「ジーンズと言えばLevi's」的な固定観念が植え付けられちゃってからは、もうずーっとLevi's。まさに「Only Levi's」。特にEDWINと履き比べてみた訳じゃないから何の根拠もないんだけど、やっぱりジーンズと言えばLevi's。もうLevi's一筋。


    Levi'sをこよなく愛する人たちは、501を好んで履くよね。

    もちろんボクも買って履いたことあるけど、どうもボタンフライに慣れなくてね。特に、トイレに行ったときなんか、もう面倒くさいってだけで何のメリットもありゃしないって、いまでも敬遠してる。20年くらい前に買った501が今でもそれほど色落ちせずに置いてありますよ。

    だから基本はジップフライ。ボタンフライは履かないというコダワリ。

    初期の御用達のLevi'sは503だった。まだクラッシュ加工とかなかった時代で、オリジナルとワンウォッシュがあったかなかったか、という曖昧な記憶。

    もちろん色落ちしていないオリジナルの503を買って、履き潰すまで履いてた。色落ちを楽しむとかいうけど、そんな育成モードには入る余裕なんてなかったよ。だって、それ一本しか持ってなかったからね。

    503は適度に緩いストレートで、普段履きにはちょうど良かった。

    コンビニのバイトの時とかも動きやすかったし。502も同じようにジップフライだったんだけど、ちょっとお値段高めだったから、買うことはなかったな。いまでも欲しいんだけどね。

    で、大学生になってバンドやり始めたら、US505っていう細身のモデルを履くようになるんだ。

    ロックバンドの人たちって腕も脚も細い人が多いじゃない。ちゃんとご飯食べてんのかなぁ〜って心配になるくらい。

    だからご多分に漏れず、ボクも細いヤツ履くようになったんだけど、普通の505じゃないってところがポイント。「US」ってのが、製造してたのがアメリカ本国だったってことなのよ。くだらんコダワリでしょ。

    しばらくはこのUS505を履き続けることになる。

    ヤスリで削ってボロボロにしたのもUS505だった。裏に缶を当てて、ヤスリで少しずつ削っていくのね、糸がほつれるように。

    大学生の時はバイトにバンドに忙しくて、ろくなもん食べてなかったから、今よりも痩せててね。バイトも肉体労働系が多かったせいでもあるんかな。細身のジーンズでも余裕で履けてたのよ。今より下半身全体が細かったんだろうね。

    こよなく愛したUS505だったんだけど、社会人になってまもなく履けなくなってね。

    デスクワーカーで運動らしい運動なんて全くしなかったから、太腿と尻が入らなくなったのよ。ウエストは変わらないのに。

    仕方がないから、また原点回帰して503を履くようになったんだ。

    (つづく)