【当ブログの説明】

こちらは、かつてPosterousというミニブログサービス上で運営されていた「ほぼ日刊ひろさの」及び「煩悩の赴くままに」というコンテンツを再生することだけを目的に開設されたブログになります。
全部で400近いエピソードが収録されておりますが、2011年3月から2012年10月までに書かれたエントリーですので、かなり古い情報も含まれておりますことをご了承願います。

2012年4月10日火曜日

266:【オレ流ライフハック】アーモンドチョコレートはこうやって食べるのが正しいっ!の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のωブロガーこと、ひろさの(@Hirosano)です。

いきなりですが、みなさんは甘いもの好きですか?

ボクは酒もそこそこ飲みますし、タバコも嗜みますが、実は甘いものも大好きなんです。

会社での仕事はデスクワーク中心でして、常にPCの液晶モニターとにらめっこ状態。書類を作ったり、表計算ソフトで資料作ったり、メールで関係者とやり取りしたり、システムを弄ってアレコレしたり。

あまり根を詰めると非常に疲れるので、だいたい1時間に1本はタバコを吸いに所定の喫煙ルームへ行きます。考え事をしたり、ただ単にボーッと気を休めに行ったり。

イライラした時などはタバコを吸う本数が増えちゃいますので、それを抑えるために1時間に1本というのは意識的に決めてます。ポモドーロ・テクニックではないですが、50分くらい集中して仕事して、一段落ついたらタバコを吸う、そんな感じです。

ただ、机に座っているとき、ちょっと口寂しいので、ついついお菓子を口にしたりもしちゃうわけでして、それがミント系のタブレットだったり甘いお菓子だったりするんです。

ちょっと前にはこんなニュースもありまして。

ホントですか? チョコで幸せになりながら病気を予防できちゃうって : ギズモード・ジャパン
だってほら、チョコは身体にイイっていあからさぁ。ついつい口寂しいと食べちゃうんだよね、チョコ。



身体にイイって言うもんだからね、なんか甘いものでも食べたいなぁ〜って時には、アーモンドチョコレートなんかを食べちゃったりするんです。

でも、いくら身体にイイと言っても、食べ過ぎはよくありません。太る可能性もありますし、お金もかかりますし。

だから、なるべく一度にたくさん食べずに控えるようにしてるんですが、今回はそんなボクなりの「身体にもお財布にも優しいアーモンドチョコレートの食べ方」ってのをご披露したいと思います。

これは、ボクが一時期禁煙していた時に実践してた食べ方で、なるべく食べ過ぎないように、お金をかけないようにということで編み出した、ちょっと変わった食べ方です。


まずご紹介するのは、今回使用するアーモンドチョコレートです。

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特にブランドを指定するワケではないんですが、ボクはいつも明治のアーモンドチョコレートを好んで買います。

このひと箱をだいたい3日で消費するペースで食します。

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今回改めて確認してみましたが、ひと箱に23粒のアーモンドチョコレートが入ってました。

たぶん必ず23個ってワケでもないと思うんですけど、この数だと1日に7〜8個を消費してることになります。会社で仕事をしている所定内時間が8時間だとして、だいたい1時間に1個のペースですかね。

でも、ずーっと席に座って仕事をしている日なんてのはまれで、たいていは会議や打合せが何件か入っています。そういった人と会ってお話しをする際にはチョコっは一切口にしませんので、3日でひと箱を消費するということは、実はもう少しペースが速いのかも知れません。


さて、ここからが本題の食べ方です。

今回は食べ方のレクチャーになりますので、できれば実際にアーモンドチョコレートをご用意いただいて、一緒に実践してみましょう。

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まずは、おもむろに一粒取り出して、口に含みます。

あぁっ、ちょっと待って!

これはグリコのアーモンドチョコレートじゃないから、CMに出てくる田原俊彦や渡辺徹みたいに「カリッ!」と噛んだらダメです。

あくまでもこれは明治のアーモンドチョコレートなので(?)、噛まずに、舌の上にそっと横たわらせるように口にそのまま含んで下さい。

そうですね、なるべく口腔内の奥の方に置くといいでしょう。

入れましたか?いいですか?

そうしたら、舌でアーモンドチョコをレロレロしたりせずに、そのままの状態をキープします。そうです、時が過ぎゆくままに放置するのです。

チョコが溶け始めるまでに多少の時間を要しますが、溶け始めたチョコレートは飲み込んだりしてはダメです。そのままの状態で、そうですねぇ、だいたい3〜5分は放置して下さい。

舌の上にチョコレートのソースが出来上がりましたよね?

そうしたら、その極上のソースをそーっと喉に流し込みます。ここで一気に濃厚なカカオの香りも楽しみながら、最初で最後の甘味を堪能してください。


チョコレートから完全に分離されたアーモンドのみが口の中に残ります。

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今回は説明のために一旦口から出しましたが、普通はそんなことはしておりません。おそらく、食べかけのアーモンドチョコのアーモンドを口から出すと確実に女子に嫌がられますので、ここは細心の注意を払ってください。

このアーモンドのみになった状態で、またしばらく口の中でコロコロします。

もちろん、まだここでも噛んではダメなんです。

......ええ、味なんか全くしませんよ。

そんな俗的な考え方は一切捨て去り、口の中のアーモンドのみに集中して下さい。

そうです、そうです、アーモンドの形状を楽しむように口の中でコロコロするのです。

たまに舌先で、アーモンドの表面の凹凸を楽しむのもいいでしょう。

いったいこれをいつまで続ければいいのか?って疑問が生じますよね。

仕方がない、このプロセスの意味を教えて差し上げましょう。

実は、この工程はアーモンドを唾液でふやかすのが目的です。

時間的には5〜10分程度の時間を使って、アーモンドの表皮を柔らかくすることをイメージしつつ、コロコロ〜コロコロ〜とします。

はい、ここまでいいですか?

ついてこれてますか?

大人なんだから、途中で投げ出したりしちゃいけませんよ。

飽きてきたら、舌と前歯を使ってアーモンドの表皮の感触を確かめて下さい。柔らかくなったかどうか解るかと思います。

まだアーモンドの表皮が完全にアーモンドから剥離していない場合には、更に5〜10分程度コロコロを繰り返して下さいね。


次に、表皮が柔らかくなったアーモンドを上下の前歯を使って加工する工程に入ります。

ここからは熟練工のような慣れが必要です。

あまり前歯に強い力を入れてしまうと、アーモンドの表面が傷んでしまいます。ここではあくまでもアーモンドの表皮を剥がす事が目的になりますので、慎重に前歯の上下を駆使して、表皮のみを削るように剥がします。

自分がリスになったつもりで、「カリカリ、カリカリ」と少しずつ少しずつ表皮のみを削り取ってみて下さい。

当然ですが、最初は上手くいかないかも知れません。

でも諦めないで下さい。

なるべく長い時間ふやかせば、比較的表皮が分離しやすくなるはずです。

どうしても上手くいかないという方は、一つ前の「コロコロ」の工程の時間を長めに取ると表皮が分離しやすくなって良いでしょう。

ここまでの工程にて、全ての表皮を剥がした状態がこれです。

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なんということでしょう!まさにこれこそが匠のなせる技。

なお、ここまでキレイに表皮のみを分離するには、約3年程度の修行が必要だと、そう思っていただいても結構です。

どのような道もひたすら修行あるのみです。


さぁ、ここまできたら、後はアナタの自由です。

大胆に混み砕くのもいいでしょう。

ただし、かなり唾液でふやけてますので、残念ながら噛み砕いた時の爽快感は恐らく味わえません。

ボクの場合は、まるで彫刻家のように、更にアーモンドを少しずつ削るようにします。

これが一つ前の工程である表皮を剥離する技に繋がると言っても過言ではありません。日々是修行なのです。

ボクのように、自分の前歯をカンナや彫刻刀に見立てて削るのもいいですし、真ん中で相似形に真っ二つに分断するのもいいでしょう。

どんな方法を採るにせよ、なるべく最後のひとかけらまで、アーモンドの芳醇な香りと味を存分に楽しんで下さいね。


さ、ここで何か気づきませんか?

特に、これを読みつつ実践してる方ならお解りになっていることでしょう。

そう、そうなんです!

人によって異なるとは思いますが、あっという間に、30分から50分程度の時間が経過していませんか?

アーモンドチョコレート一粒で、こんなに長い時間楽しめるなんて思いもしなかった事でしょう。

これぞ「身体にもお財布にも優しいアーモンドチョコレートの食べ方」なんです。

注意点としては、あまり細かくアーモンドを削り続けると、口の中にアーモンドの細かいカスが残りますので、出来ればコーヒーなどの飲み物と一緒に楽しんでください。それで楽しんだ後には歯をキチンと磨いて下さい。

あと、あくまでもデスクで仕事をしながら楽しむのが目的ですので、アーモンドをキレイに仕上げようと意識しすぎて、仕事が疎かにならないように注意してください。

この作業は必ず、無意識下で口の中でのみ芸術的活動を行うようにして下さい。どうせ一度口の中に入れたアーモンドチョコレートを眺める機会なんてあるわけないんですから(※)。

※実はボクも初めて口の中からアーモンドを出して眺めてみました。

最後の注意点としては、こんな食べ方をしてると人にバレたら、確実に変な目で見られますので、バレないように細心の注意を払って作業に勤しんで下さい。

ボクの場合は、本当にこの食べ方が癖になっているので、家でも無意識にこんな食べ方してて、カミさんに「子供の教育上よろしくない」とか「男らしくない」とか「気持ち悪い食べ方しないでっ!」とか、それはそれは大絶賛です......。

_| ̄|○


と、いうことで、アーモンドチョコレート一粒をなるべく時間をかけ、ひたすらケチくさく食べて、タバコを吸いたい気持ちを何とかごまかす方法 をお送り致しましたが、どうでしたでしょうか?

え?!

これのどこが「正しい食べ方」なんだって?

もちろん、口に入れた瞬間に豪快にバリボリ噛み砕いた方が美味しくアーモンドチョコレートを食べられるに決まってるじゃないですか!

チョコとアーモンドのハーモニーを味わうのには、一緒に楽しまなきゃダメでしょう。それが正統派のアーモンドチョコレートの食べ方ですよ。

そんなの当たり前じゃないですか。やだなぁ。

......どうです?みなさん、読んで損した気分になったでしょ?

でも暇つぶしにはなったんじゃないすか。

まかり間違って、この食べ方が流行ったりしたら、ちょっと嬉しいんだけどなぁ。

「家元ひろさの」とか名乗っちゃったりして。

んなわけねーか。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)