【当ブログの説明】

こちらは、かつてPosterousというミニブログサービス上で運営されていた「ほぼ日刊ひろさの」及び「煩悩の赴くままに」というコンテンツを再生することだけを目的に開設されたブログになります。
全部で400近いエピソードが収録されておりますが、2011年3月から2012年10月までに書かれたエントリーですので、かなり古い情報も含まれておりますことをご了承願います。

2011年3月31日木曜日

028:男のコダワリの巻〜腕時計編

以前にバッテリー=電池の話をしたけど、電池で動くといえば腕時計ね。この分野に凝る人は凝るよねぇ〜。大枚はたいたりしてさ。

クォーツ時計っていうんかな。うっすい電池で動くヤツ。電池での駆動は数年間はもつと思うんだけど、これもある日突然電池が切れて困ることない?

電池の寿命は相当長いんだけど、長ければ長いほど、ある日突然電池が切れた時の哀しさったらないよね。

だから最初はさ、なるべく電池使わない方へ関心がいっちゃうんだよね。手巻き式とか自動巻きとか。ブランドものでも多いじゃない。精密機器だから、かえって手巻きや自動巻きの方が高額だったりするんだよね。職人技使うからさ。

社会人になって最初にもらったちゃんとしたボーナスで買いに行ったんだよ。ビックカメラの上の方のフロアーにある時計売場に。

お目当てはOMEGAのスピードマスターだったんだけどね。宇宙飛行士がアポロかなんかで月にしていったってのに憧れてさ。ROLEXなんかよりもOMEGAだったね。まぁROLEXは高すぎて手がでないってハナから諦めてたんだけど。

OMEGAのスピードマスターも正規品は20万円オーバーだったんだけど、並行輸入物はその約半額の10万円くらいで売っててさ。

店員さんに「何が違うんですか?」って尋ねたら、保証が違うんだとか何だとかいわれた気がする。予算が少なかったからね、もちろん並行輸入の安い方にしましたよ。高いもんだからそんな壊れるもんじゃない、って何の根拠もない自信があったから。

購入したスピードマスターは自動巻き式ってヤツで、腕を振ってると自動的にネジが巻かれて動力になるって方式。手巻き式みたいに毎日ネジ巻かなきゃならない訳じゃなさそうで、面倒じゃないって思ったから買ったんだ。だって会社行くのに毎日するもんでしょ、腕時計って。腕から外すのは家に帰って寝るときだから、まず止まるはずはないって思ってたんだよね。

……ところが止まるんだ。

月曜の朝に会社に行こうと思って時計はめると止まってる。土日には別のデジタルの腕時計使ってたから、ほぼ丸二日使ってないと止まるんだね。そりゃそうだ。

月曜の朝は時計を振ってネジ巻いて、時間を合わせてから会社に向かうってのが習慣になってた。高い買い物したんだしね。憧れのOMEGAの腕時計をしてるって漠然とした優越感みたいなもんもあったしね。

普段から普通に使ってて、メンテとか全くしてなかったんだけど、5年くらいたった頃だったか、秒針(ホントはストップウォッチ用の)が突然ポロリと取れちゃってね。小さなガラスのケースの中で行き場を失ったかのように下の方にカランカラ〜ンって落ちちゃってんのよ。

こりゃ大変だってんで修理に出したら、その他のオーバーホール代あわせて5万円くらいかかっちゃった。

でもね、そんなのも気になんなかったよ。「こだわりの腕時計に投資するオレ」ってのに陶酔してたからね。バカでしょ。あははは。

それからしばらくして、婚約指輪のお返し=結納返しみたいなもん?で、今度はOMEGAのシーマスターを手に入れた。ちなみに、このシーマスターも自動巻きね。なぜかゴッツい時計に惹かれるんだよね。

ふつうのサラリーマンってうっすい腕時計するもんなんでしょ?

でもなんか、うっす〜いシンプルないかにもビジネスマンっている腕時計をしていると「軟弱」な感じがしてさ。他の人と一緒じゃ嫌っつーか。

男って時計とか凝り出したらキリないんだよな。女性には理解しがたいんだろうけど。収集癖があるしね、ボクの場合。

そんな人生の節目にいただいた時計なんだけど、なんかだんだん面倒くさくなっちゃってさ。毎週月曜の朝に時計の時刻あわせすんのが。10年以上続けてた習慣だったんだけどね。


遊び用にしてたカシオのG-SHOCKはどんどん進化していくんだ。

最初は電池で動くゴツくてタフなデジタル時計だったんだけど、脈拍図れるってのも出たりして何本か買って使いまわしてた。

その後にソーラーパワーで動く電波受信して時刻ズレないヤツがでたときはソッコー買いに走りましたよ。

何故?って、ネジを巻く必要も時間を合わせる必要もないからに決まってるじゃない。ズボラなボクにはピッタリだったからね。デジタル表示だったから会社にはしていかなかったけど、重宝したな。

何で「デジタルだとビジネスの場に似つかわしくない」って思ってたんかな?

うーん、厳密に規定されてる訳じゃないんだけど、雰囲気?なんかな……。別に時間がわかりゃー腕時計がアナログかデジタルかなんて関係ないんだけどね。なんとなくよ、なんとなく。

ソーラーパワーって言っても、部屋の蛍光灯の灯りでも充電できるっていうから、放置しといても止まる心配なし。窓際に置いときゃ日中は陽も当たって、かつ電波時計だから電波も受信しやすくて勝手に時間あわせしてくれるんでなおよし。

電池切れの心配もなけりゃ時間あわせる手間もいらない。ズボラなボクにとってはこれほど重宝するもんはない。

しかも衝撃にも強いG-SHOCKだから、ほぼ半永久的に使えんじゃねーか?って思ってるもんね。

タフでソーラーパワーで電波で勝手に時間合わせてくれるアナログ版G-SHOCK MT-Gが出たら、これまたソッコー買って、腕時計の電池や時刻あわせの心配とは無縁になった。

ちょっとゴツいけど、アナログ表示だからスーツでもあんまりおかしくないし。ホント、電池切れの心配いらないって、いいよねぇ〜。

たぶん、もう腕時計に金かける事もないね。

G-SHOCKのアナログとデジタルを一本ずつ、仕事用とプライベート用をそれぞれ持ってれば、特に他は必要ないもんね。

プレミアム版の20万円近くするG-SHOCKもあるけどさ、ホントはそれも欲しいけどいいのいいの。ゴムでもステンレスでも。動力切れの心配と時間が合ってるかどうかの心配しないですむんだから。

(おわり)

0 件のコメント:

コメントを投稿